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みずほファクター

ファクタリングを利用したいと考えていても、ファクタリング会社が「誠実な会社なのか」「資金力に問題はないのか」など、ファクタリング会社に対する信頼性の問題が存在するのは否定できない事実です。

そんな不安を解消するのが、メガバンクみずほ銀行が100%出資のするみずほファクターです。

みずほファクターの特徴や利用するメリット・デメリットをまとめました。

みずほファクターの特徴

みずほファクターの特徴は、安定した資金力と多角的なサービスの提供です。
ファクタリングに絞っていえば、安心の保証制度に加え、何より手数料の安さが魅力といえます。

そんなみずほファクターの基本情報をみていきましょう。

会社概要

正式名称 みずほファクター株式会社
所在地 東京都千代田区丸の内1-6-2
新丸の内センタービルディング7F
(大阪・福岡に支社あり)
設立 1977年4月1日
資本金 10億円(みずほ銀行100%出資)
代表取締役社長 白石 志郎
従業員数 210名
業務内容 国内ファクタリング業務
国際ファクタリング業務
代金回収業務

※データは2019年12月15日現在

みずほファクターは、メガバンクのひとつであるみずほ銀行が100%出資しているみずほ銀行の完全子会社です。

創業は古く、1977年からファクタリング業務を請け負っている老舗ともいえる会社です。

みずほファクターのファクタリング業務

みずほファクターのファクタリング業務において、大きな特長が手数料の安さです。

他のファクタリング会社と比較して安い手数料設定を可能にしているのが、3社間ファクタリングのみ受け付けているという部分でしょう。

他のファクタリング会社では、どちらかというと2社間ファクタリングに力を入れています。

ファクタリングを希望する会社の多くは、取引先にファクタリングを利用していることを知られたくないものです。
ファクタリングは手数料を支払ってでも、売掛債権を早急に現金化するというサービスであり、これを利用しているということは経営状態に問題がある会社と思われる可能性があります。
そのためファクタリングを利用していることを取引先に知られずに行える2社間ファクタリングが主流となっています。

しかしみずほファクターで提供しているサービスは、3社間ファクタリングのみです。
みずほファクターを利用する場合、この3社間ファクタリングに対応できるというのが最低条件になります。

電子債権にも対応

近年増加の傾向にある電子債権ですが、ファクタリング会社でこの電子債権に対応できる会社はまだ多くありません。

みずほファクターは電子債権にも対応可能で、幅広いケースのファクタリングに対応しています。

メガバンクの圧倒的な資金力と安心感

背後にはメガバンクみずほ銀行がついているので、他のファクタリング会社と比較すると、圧倒的な安心感があります。

大口のファクタリングでも安心して申し込めます。

保障制度や債権管理の代行も

債権の数や額が大きくなると、管理するのも大きな負担になります。

みずほファクターのファクタリングを利用すれば、債権の管理を任せることも可能です。
また、債権が不良化した際の保証に関しても充実の制度を導入しています。

国際ファクタリングにも対応

みずほファクターの特徴に、国際ファクタリングを利用できるというポイントがあります。

一般的なファクタリング会社では、国外の企業が絡んだファクタリングには対応しておらず、特に3社間ファクタリングではまず対応してもらえません。

しかしみずほファクターは古くから国際的な事業展開を行っており、国際ファクタリングにも対応可能です。
その実力は、国際ファクター連盟から「アジア・パシフィック地域年間最優秀輸入ファクター賞」を贈られたことで実証されています。

近年は細かい作業を海外企業に依頼するケースが増えており、国際ファクタリングが利用できるというのは大きなストロングポイントといえます。

みずほファクターのメリット・デメリット

ファクタリングにおいて充実のサービスを提供しているみずほファクターですが、残念ながらいいことばかりではありません。

では、みずほファクターを利用するにあたってのメリットやデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?

みずほファクターを利用するメリット

みずほファクターを利用するメリットは、上でも紹介した通り手数料の安さです。
さらに巨大な資本がバックにあるという安心感や、充実の保証制度などもメリットと考えられます。

もうひとつのメリットは、ファクタリング会社がみずほ銀行の子会社であることです。

債務企業にとっては、取引先がファクタリングをしていること自体、基本的にはネガティブなことです。
3社間ファクタリングの申請があった場合、自社も審査の対象となるため、あまり気の進む話ではありません。

しかしそのファクタリングを行うのがみずほ銀行の子会社であれば、やはり信頼感が違います。
「3社間ファクタリングは気が進まないけど、みずほなら……」という企業も少なくないでしょう。

みずほファクターを利用するデメリット

いいことばかりに見えるみずほファクターですが、当然ながら利用にあたってはデメリットも存在します。
そんなデメリットもまとめておきましょう。

まずは債権の金額及び数量についてです。
これはみずほファクターが公表しているわけではありませんが、ネット上に書き込まれている情報によると、5社以上、一件200万円以上の債権があることが条件といわれています。
この数字が正確な数字かどうかはさておき、通常のファクタリング会社のような小口の債権は取り扱っていないのは間違いないでしょう。

さらにそのファクタリングの審査基準にも注目です。
ネット上の口コミなどを見ると、みずほファクターで審査を通らなかった案件が、他のファクタリング会社ではあっさり審査を通ったという書き込みが目立ちます。
他のファクタリング会社より審査が厳しいのは間違いありません。

そして最後のデメリットが現金化までのスピード感です。
審査が厳しいということは、それだけ多くの資料を見て検討しているということになり、審査に時間がかかります。

この点は至急現金化をしたい方にとってはデメリットとなるでしょう。

みずほファクターの口コミ・評判

みずほファクターを利用した方、または利用しようとして申し込んだ方の口コミなどが、ネット上に投稿されています。

そんな口コミを集めてみました。

みずほファクターを評価する口コミ

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月末締め翌月末払いの元請企業とのファクタリングで利用させて頂きました。

小規模業者ですが審査も無事に通りました。みずほ銀行なので取引先にファクタリング交渉する際もスムーズで助かりました。

36歳 電気業

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輸出ファクタリングを利用しています。

海外のクライアントは支払いが滞りがちなのですが、みずほファクターを利用して資金繰りが良くなったので、コンテナ数を増やすことができました。

39歳 輸出業

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電子決済代行サービスのファクタリングを活用しています。電子記録をしっかり管理してくれるので、当初は不安を抱いていた決済方法ですが安心して利用できています。

丁寧なサポートや最適な活用方法のアドバイスもあり、お陰さまで利用してから売上も好調です。

40歳 小売業

みずほファクターに対してポジティブな感想を述べているのは、他のファクタリング会社との違いを実感している人が多いようです。

3社間ファクタリングで債務企業への交渉がスムーズに進んだり、通常のファクタリング会社では取り扱いのない国際ファクタリングの利用であったり、電子債権であったりとみずほならではのサービスを受けた方は高評価のようです。

悪い評価も

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柔軟な対応は期待していませんでしたが予想以上に審査に時間がかかって驚きました。

書類の手続きが面倒でスタッフの対応も事務的です。分からないことがあって電話しても担当者からの折り返しが遅く、利用開始まで苦労しました。

40歳 商社

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審査に落ちました。理由の説明もなく費用と時間がかかったので残念でした。

その後、他社で申し込みをしたらスムーズに審査が通りました。

30歳 システム保守

みずほファクターにネガティブな感想を持っている口コミは、主に審査に関することに対してのものが多くなっています。
審査が厳しい、審査に時間がかかる等、対応がいかにも銀行といった冷たい対応であるという趣旨が読み取れます。

もちろん審査に落ちた方の書き込みが中心のため、ネガティブなのは仕方ありませんが、それにしても審査に関してはかなり神経を使うようです。

まとめ

みずほファクターのファクタリングは3社間ファクタリングに限定することで、手数料を安く抑えています。

ファクタリングの範囲は国内に限らず、国際ファクタリングにも対応可能です。
対応力の高さは世界的にも認められており、2019年度の「アジア・パシフィック地域最優秀輸出入ファクター賞」を受賞しています。

さらにファクタリングに関する保証やサービスも充実しており、債権の管理自体を任せることもできる会社になります。

一方その分審査は厳しく、基本的には上場企業など大口の債権を持つ企業が利用できるファクタリングサービスといってもいいでしょう。
中小企業など、小口の債権で利用するには敷居が高く、利用できる企業は限定されるファクタリング会社と考えて間違いありません。

大手メガバンクの子会社ということもあり、利用したい会社ではありますが、利用するにはそれなりに高いハードルを越える必要があるといえます。