ファクタリング以外の資金調達、ビジネスローンと比較!

資金調達の方法として、ファクタリングとビジネスローン、どちらを利用するべきか、迷っていませんか?
ファクタリングはビジネスローンと比べると、まだ認知度が低いため、ローンを選択する企業・個人事業主が多いのが現状です。

ですが、ファクタリングはビジネスローンと使い分けることで、資金調達の幅が広がり、特に急いで事業資金を捻出したい企業にとっては、心強い助け舟になります。
それぞれどのような違いがあるのか、どう使い分けるのが良いのかを、解説していきます。

ファクタリングとビジネスローンの違いは?

まず、ファクタリングとビジネスローンに共通するメリットから整理していきましょう。

  • 審査から入金までが早く、最短で即日資金調達ができる
  • 担保や保証人が必要なく、気軽に申し込める

どちらも、急ぎの場合に対応できる資金調達方法として便利な点は、よく似ています。
今度は、ファクタリングとビジネスローンが違うところを5つ紹介します。

資金調達の限度額
①資金調達の限度額

ファクタリングで一度に資金調達できるのは、保有している売掛債権(売上)の金額の範囲内が限度です。
ビジネスローンの最大融資額は、金融業者によって限度が異なります。

中小企業向けローンは限度額が300万円~500万円に設定されていることが多く、最高1,000万円以内が一般的です。
最高1億円以上の融資が可能なローンも一部あります。

審査結果によっては、返済能力以上の資金を用意できるのが、ビジネスローンのメリットです。
代わりに、支払い能力を超えた多額の融資を行うと、返済に追われて苦労してしまいます。

手数料・金利の安さ(コスト)
②手数料・金利の安さ(コスト)

まずビジネスローンの金利ですが、個人向けのローンより高く設定されており、年率は一桁台の場合もありますが、多くは15%が平均的です。
一方でファクタリングは、20%前後の手数料なので、ビジネスローンより高いです。

ビジネスローンが年単位で返済していくことまで考慮すると、コスト面ではローンの方がかなり割安と言えます。
よって、資金調達コストを抑えることを何よりも優先するなら、ビジネスローンがおすすめです。

審査の厳しさ
③審査の厳しさ

両者とも、審査のスピードが早いという点では、共通しています。
ただ、審査の方法や厳しさについては、違いがあります。

まずビジネスローンの審査においては、主に以下の項目を調査・評価して点数をつける(スコアリング)ため、審査結果が出るまでは時間がかかります。

  • 会社の売上
  • 運営歴
  • 現在の借入状況
  • 借金の返済履歴
  • 税金の未納の有無

以上を点数化した結果に応じて、融資額などが決定されます。
ビジネスローンの審査が即日で完了するのは、このスコアリングが完全自動化されているおかげです。
早ければ、約1時間で審査が完了します。

ただし、上記の通り詳細な項目を厳密に評価するため、予想される貸し倒れ率が高ければ、融資を断られる可能性があります。

ファクタリングでは、自社の信用度よりも、売掛先の信用度を重視して審査を行います。
ファクタリング会社にとっては、売掛金を確実に回収することが目的なので、売掛先の決算状況や返済状況などを重点的に調査します。
なので依頼企業に借金の滞納や税金未納といった問題があったとしても、問題なく審査に通過しやすいのです。

ビジネスローンで審査に通過しなかったとしても、ファクタリングという手段が残されています。
先述したとおりコストは高くつきますが、信用度の低い零細企業や個人事業主にとって利用しやすいのが、ファクタリングの大きなメリットです。

会社の信用度への影響
④会社の信用度への影響

債権売買であるファクタリングと異なり、ビジネスローンは融資なので、会社の信用情報への影響が大きくなります。
ローンで調達した資金は借入金なので、貸借対照表の負債として計上されます。
借入金(負債)の情報は、帝国データバンクをはじめとした信用情報機関に登録され、融資の審査の際に参照します。
負債が残っていると会社の信用度が落ちてしまうため、新たに融資を申し込む際に、不利になる恐れがあります。
ファクタリングであれば、会計上は「未収入金」「現金」として計上されるため、信用情報に影響を与えません。

ただし、債権譲渡登記を行った場合、取引中はその記録が残っているため、融資に多少影響が出ることはあります。
しかし、売掛金が入金されて契約完了するまでは約30~40日しかかからず、今後の融資に長期に渡って影響を及ぼす心配はありません。

返済のやり方
⑤返済のやり方

ビジネスローンは、資金調達後に元本と利息を自身で返済する、という点でもファクタリングと大きく異なります。
最高10年まで返済期間を設定でき、多様なシミュレーションから、経営状態にあわせて無理のない返済計画を立てられます。

一例として、ローンカード型ビジネスローンで採用されている「残高スライドリボルビング払い」は、残高が減る都度、毎月の返済額も減っていくというのが特徴です。
ただし、返済期間が長期に渡ることで、かえって負担になる可能性があります。

早めの完済で負担を軽くしたいなら、「元利均等返済」など、月々の返済額が一定に決まっている方法を推奨します。
他にも「自由返済」を選ぶと、返済ができない月は利息の返済だけで許されるので、資金繰りで悩んでいる企業におすすめです。
これらの返済方法は、事業融資型ビジネスローンで採用されています。

ファクタリングは借金ではないので、そもそも返済という概念がありません。
債務者からの売掛金の入金を待つだけで取引が完了するため、返済に気を回す必要はないのです。
強いて言うなら、売掛金の前借りにも似たシステムです。

もし、債務者が支払い不能に陥ってしまっても、代わりに自社へ請求されることはありません。
貸し倒れリスクも含めて、ファクタリング会社へ帰属しているので、返済能力に不安がある企業におすすめです。

ファクタリングとビジネスローンの比較表

以上の比較結果から、それぞれの特徴をまとめます。

ファクタリング ビジネスローン
資金調達の限度額 売掛金の範囲内 平均300~500万、
最高1000万円~1億円
コスト(手数料・金利) 高い(平均20%) 安い(平均15%)
審査の厳しさ やさしい 厳しい
信用情報への影響 影響しない 影響する
返済について 返済不要
(売掛先より回収)
元本と利息を返済

ビジネスローンの欠点は、ファクタリングで解決!

ビジネスローンのデメリットを挙げると、

  • 審査の基準が厳しい
  • 負債として計上されるため、今後の融資に影響を与える
  • 返済計画を立てたり、借金を返すための労力が要る

などがありますが、これらは全てファクタリングを選ぶことで解決できます。
どちらを選ぶかで迷ったなら、以下のような企業にファクタリングがおすすめです。

  • 財務状況が悪く、借金返済の目処が立ちにくい
  • 借金や税金を滞納しており、信用力が低い
  • バランスシートから負債を無くし、会計処理の負担を減らしたい

ファクタリングは、手形割引と比較しても大きなメリットがあります。
返済の苦労なしで資金調達ができるばかりではなく、売掛金の回収不能リスクを、ファクタリング会社に移すことができるのです。
ファクタリングを通じて売掛債権を売却・整理することで、財務状況の改善にもつながります。

個人事業主から中小企業向けまで、ビジネスローンの選択肢は多いですが、ファクタリング業者もその数は数十社に及びます。
ただ、ビジネスローンと比べると、中小企業向けファクタリングはまだ歴史が浅いため、中には怪しい会社も存在します。
会社の信用性に不安があるなら、大手の銀行系ファクタリング会社を検討してみてはいかがでしょうか?

中小企業向けのノンバンク系ファクタリングにおいても、優良なサービスが増えています。
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