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ジャパンネット銀行

法人や個人事業主の皆さんが資金調達の方法のひとつとして候補に挙げるのは、「ビジネスローン」ではないでしょうか。

2019年5月に新たに登場したジャパンネット銀行のビジネスローンは、法人はもちろん個人事業主の方でも利用可能な事業性資金の融資です。インターネットのみで申し込みが可能で、他のビジネスローンと比べると金利が低い上、最短で翌営業日から利用できます。

この記事ではジャパンネット銀行のビジネスローンの概要や審査の流れ、口コミ・評判をご紹介します。

ジャパンネット銀行のビジネスローンの特長は?

ジャパンネット銀行のビジネスローンの基本情報は以下のとおりです。

  法人向け 個人事業主向け
商品名 ビジネスローン
(法人向け)
ビジネスローン
(個人事業主向け)
利用できる人 業歴2年以上
または決算を2期終了している法人
個人事業主(営業性個人)で
借入申し込み時の年齢が
満20歳以上満69歳以下
資金の使途 事業性資金
利用限度額 10万円~500万円(10万円単位)
返済方法 毎月定額返済(元利定額方式)
契約期間 1年(自動更新)※5年ごとに再契約が必要
貸出利率 年4.8~13.8%(変動金利)
担保 不要
保証会社 アイフル株式会社
保証人 原則
法人代表者(連帯保証)
不要
必要書類 直近2期分の決算書 不要
※利用限度額300万円超の場合は
所得証明資料

個人向け・法人向けのものがある

上記の表のとおりジャパンネット銀行のビジネスローンは、法人または個人事業主が利用することができる事業性資金(運転資金や新規事業の立ち上げ資金、つなぎ資金など)です。10万円から500万円の範囲で借入することができます。

利用開始までは、申し込み→審査→契約というのが基本的な流れです。個人事業主向けは、借入申し込み時に満20歳以上満69歳以下であることが必要で、保証人は不要となっています。また、必要書類も利用限度額が300万円を超えない限り提出不要という、とても気軽に申し込めるビジネスローンです。

一方法人向けは、法人の代表が連帯保証人となることが必要です。また、直近2期分の決算書(貸借対照表、損益計算書、確定申告書など)の提出が求められます。

借入の申し込み手続きは全てインターネットでできるため、契約まで実店舗に行かずに利用できることも魅力です。

総量規制の対象外

通常お金を借りる場合、過度な借入を防ぐために年収の3分の1を超えてお金を借りることができないというルール、すなわち総量規制が貸金業法で定められていますが、ジャパンネット銀行のビジネスローンは事業性資金であるため、総量規制の対象外となっています。

法人の場合、事業性資金は総量規制の対象外となっていますが、個人事業主の場合は返済能力があると認められた場合に年収の3分の1を超えた借入ができます。審査次第ではありますが、年収の3分の1を超える額が借りられる可能性のある点も大きな魅力です。

返済日は3パターンから選択可能

返済日は毎月10日、20日、月末の3パターンのうちいずれかを選択できます。返済日の前日までに口座に入金しておくと、返済日に自動引き落としされます。また繰り上げ返済(全額・一部)も可能で、繰り上げ返済の手数料は無料です。

なお、返済額は借入時点の残高に応じた分割返済となります(下記表)。

ビジネスローン(法人・個人事業主向け)返済額一覧

前回の借入直後の残高 返済額(元本+利息)
1円以上10万円未満 1万円
10万円以上100万円未満 3万円
100万円以上200万円未満 5万円
200万円以上300万円未満 7万円
300万円以上400万円未満 8万5,000円
400万円以上500万円以下 10万円

※ジャパンネット銀行・ビジネスローン(法人・個人事業主向け)約定返済額一覧表より
(https://www.japannetbank.co.jp/business/loan/paymentlist_coso.html)

金利は低め

貸出利率は年4.8%~13.8%です。他の無担保・無保証で借入できるビジネスローンの利率の上限は18%程度になっていますので、他のビジネスローンより利率が低く抑えられています。

例えば、50万円を利率の上限である13.8%で借りた場合の返済シミュレーションは以下のようになります。

毎月の返済額 3万円
返済期間 1年7か月
支払総額 55万8,298円
内 利息 5万8,298円

※ジャパンネット銀行・ビジネスローン借入・返済シミュレーション(法人・個人事業主向け)より(https://www.japannetbank.co.jp/business/loan/sim_payment_coso.html)

ジャパンネット銀行のビジネスローンの審査とは?

ジャパンネット銀行のビジネスローンを利用するための大まかな流れは、申し込み(口座開設)→審査→契約完了・利用開始、となっています。

ここでは、具体的な審査の流れや審査のスピード・難易度を紹介しますので、実際に借入をする際のイメージを掴んでみてください。

ジャパンネット銀行のビジネス口座開設

ビジネスローンの利用を開始するためには、ジャパンネット銀行のビジネス口座(ビジネスアカウント)の開設が必須です。

ただし、ビジネスローンの申し込みを行う時点では口座を開設しておく必要はなく、申し込みを完了した後、契約前までに口座を開設しておけば問題ありません。

具体的な審査の流れ

ビジネスローンの申し込み・審査は以下のような流れになります。

  1. インターネットで審査申し込み(法人の場合は必要書類提出)
  2. 審査
  3. 審査結果の連絡(メール・電話で通知)、必要に応じて書類の提出
  4. (口座開設がまだの場合)ジャパンネット銀行の口座開設
  5. 契約完了・利用開始

必要書類とは?

ジャパンネット銀行に口座を開設するために必要な書類は以下のとおりです。

個人事業主の場合は、

  1. 普通預金口座開設申込書
  2. 本人確認資料(運転免許証・マイナンバーカードのコピー、住民票の写しなど)
  3. 事業実態の確認書類(個人事業開業届出書、確定申告書などのコピー)

を郵送する必要があります。

法人の場合は、

  1. 口座開設申込書
  2. 取引担当者の本人確認資料(運転免許証・マイナンバーカードのコピー、住民票の写しなど)
  3. 業務内容確認資料(法人がHPを持っていれば提出不要)

また、必要に応じて

  • 法人の印鑑証明書
  • 法人番号確認資料

を郵送で提出する必要があります。

口座の開設には時間がかかるため、すぐに利用する予定がない場合でも早めに作っておいた方がよいでしょう。

このほか、ビジネスローンを利用(申し込み)する際、法人は直近2年分の決算書を申し込み後に提出する必要がありますが、個人事業主は不要(利用限度額が300万円超の場合は所得額の証明資料が必要)です。

審査スピードは?審査難易度は?

ジャパンネット銀行に口座をすでに開設しており、かつスムーズに審査が進んだ場合、最短で翌営業日から利用可能になりますので、すぐに事業資金が必要な場合でも迅速にお金を調達することができます。

ジャパンネット銀行のビジネスローンの保証会社は、消費者金融会社のアイフルです。審査の詳細は明らかにされていませんが、実際の審査はアイフルが同社の審査基準に基づき審査し可否を判断していると考えられます。そのため、他の銀行系ビジネスローンや公的融資などに比べると、審査の難易度は比較的低い可能性があります。

ただし、過去にアイフルとトラブルを起こしているような場合は審査に通らないこともありますので注意が必要です。

ジャパンネット銀行のビジネスローンの注意点・デメリットは?

ジャパンネット銀行でビジネスローンの申し込みを行う際は、法人と個人の場合で必要書類が異なります。また、すぐに資金を調達したい場合はあらかじめ口座の開設をしておく必要があるなどの留意点がありますのでしっかり押さえておきましょう。

法人の場合は2期分の決算書が必要

直近2年分の決算書(以下の①~⑦)を申し込み後に提出します。税務署受付印または税理士の署名・捺印がある書類の提出が必要です。

  1. 別表一(一)
  2. 別表四
  3. 貸借対照表
  4. 損益計算書(販売費一般管理費内訳書含む)
  5. 勘定科目内訳書
  6. 個別注記表
  7. 株主資本等変動計算書

2期分の決算書がない場合は、個人事業主から法人化した場合に限り、以下の書類で代用できます。

  1. 確定申告書B 第一表・第二表
  2. 青色申告決算書(青色申告の場合)
  3. 収支内訳書(白色申告の場合)

個人が300万円以上借入れる場合所得証明書が必要

個人事業主が利用限度額の300万円を超えて借入れる場合は、以下の所得額の証明書類をいずれか1つを申し込み後に提出する必要があります。

  • 納税証明書 その2
  • 住民税決定通知書
  • 所得証明書
  • 確定申告書等

なお、申し込み時に自己申告した所得額と証明書類に記載されている所得額が異なる場合は、再審査となる可能性があるので注意してください。嘘の記載や記入ミスをすることなく、正しい数字を記入することが大切です。

公的融資などより金利が高め

ジャパンネット銀行のビジネスローンは日本政策金融公庫や地方自治体などが行う公的融資に比べると、金利が高いことがデメリットです。例えば、日本政策金融公庫の一般貸付(https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/jiyusij_m.html )は審査が厳しく、借りるまでに時間はかかりますが、基準利率は、2.16~2.85%と定められています。

利率に差はありますが、ビジネスローンは審査基準が公的融資より甘く、スピード感のある資金調達ができることが魅力です。融資が必要になるまでに時間がどのくらいかかるのか、金利はどのくらいであれば利息を払っていけるのかなど、自分の状況に応じて申し込みを検討しましょう。

審査に時間がかかる場合がある

申し込み後に入力した内容に不備があったり、確認事項があったりすると、当然ながら審査に時間がかかります。また、申し込み前に口座開設が完了していない場合は、申し込みから入金まで5営業日程度必要(口座座開設期間含む)になりますので注意しましょう。

申し込み前に口座開設が完了しており、かつ審査がスムーズに進んだ場合は最短で翌営業日から利用を開始できます。ただし、法人の場合は代表者の連帯保証(書面の提出)が必要ですから、郵送による手続きの分日数がかかることも押さえておきましょう。

ジャパンネット銀行のビジネスローンの口コミ・評判は?

ジャパンネット銀行のビジネスローンに関する口コミ・評判には、以下のようなものが寄せられています。

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資金繰りで悩んでおり、つなぎ融資がすぐにでも必要な状況でした。ジャパンネット銀行に口座を持っていたので翌日には融資をしてもらうことができ、すぐに利用できたので助かりました。

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申し込みがインターネットで完結できるので、銀行に足を運ぶような時間が取れない時期に申し込みをしましたが簡単かつスピーディに手続きできました。

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個人事業主として開業したばかりで資金繰りが厳しい状況の中、申し込みました。所得証明書類が不要だったので、開業したてでも無事に借りることができました。

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公的融資も検討しましたが、審査に通るか自信がなかったのでジャパンネット銀行を利用しました。利率が公的融資よりは高いものの、他のビジネスローンより低いので利用しやすくとても助かっています。

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個人事業主で300万円まで収入証明書不要ということで、収入証明書なしで申し込みをしました。結果的には利用限度額が低くなってしまい、少し不便に感じています。

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ジャパンネット銀行に口座を開設していなかったので、利用開始まで長く待たされてしまいました。口座開設のための書類も用意しなければならず、手間がかかった印象です。

以上のように、融資までのスピード、個人事業主の場合の必要書類の少なさ、他のビジネスローンより低い金利などで高い評価を得ています。半面、「収入証明書等がない場合は限度額が低くなってしまう」、「ジャパンネット銀行に口座を持っていない場合は融資までに時間がかかる」といった声も上がっています。

ジャパンネット銀行のビジネスローンは、最短翌営業日に融資が可能なスピード感と、店舗に足を運ばなくても手続きが完了する気軽さ、そして一般的なビジネスローンよりは低めに設定された金利が魅力となっている法人・個人事業主の強い味方です。資金調達でお悩みの経営者の皆さんはジャパンネット銀行のビジネスローンの利用を検討してみてはいかがでしょうか。