利用可能額については、7000万円から2億円に拡大され、さらに利用しやすくなりました。
100万円単位の小口取引にも対応しているので、個人経営者でも気軽に相談できます。

取引形態は3社間取引ですが、ファクタリングの利用が公的機関に知られても、営業に支障が出る恐れはありません。
そこが、一般企業間のファクタリングと大きく違うところです。

診療報酬債権とは何か？

ドクターズ・サポートで扱っている診療報酬債権は、医療機関等が行った保険診療に対する費用を、請求する権利のことです。
請求先は、国保（国民健康保険団体連合会）や、社保（社会保険診療報酬支払基金）となります。
これらの団体・基金は、一般的な企業と比較して安定性が高いため、極めて優良な債権とみなされています。

私達が医療機関や介護事業者に対して支払っている自己負担額は、実際の費用の約3割にしか過ぎません。（自由診療を除く）
残りの7割は、保険診療（健康保険が適用される診療）の場合、国民健康保険や健康保険組合によって、負担されています。

診療（調剤・介護）報酬債権ファクタリングの仕組み

通常、医療機関（病院や薬局など）への売掛金支払いは、レセプト（診療報酬明細書）の提出期限日より、約2ヶ月先となります。
診療報酬債権ファクタリングでは、ドクターズ・サポートに債権（国保・社保への請求権）を売却することで、その買取代金が債権者に支払われます。

ただし、診療報酬の全額が債権者に支払われるわけではありません。
実際には、診療報酬から手数料（割引料）を差し引いた、約8～9割の金額が入金されます。

この債権を証券化した、「レセプト債」というものも発行されています。
証券会社が医療機関等から診療報酬請求権を買取り、投資家に対して小口販売するという仕組みです。

手堅い投資先としてかつては人気がありましたが、2015年頃から、証券会社の不正により損失を被る投資家が続出しました。
約200億円が回収不能となり、ファンド3社とその運営会社の計4社が経営破綻に陥ったことで、現在では警鐘が鳴らされています。

ドクターズ・サポートが、レセプト債を販売しているという情報は確認されていません。
会社概要でもそのような記載はなく、「詐欺に遭った」などの悪い評判はありません。
純粋にファクタリング・コンサルティングサービスのみを扱っており、健全な運営を行っている様子です。

キャッシュフローの改善を図れる

ファクタリングを利用すれば、レセプト提出期限日より最短翌日～数日で、手元資金を厚く備えることができます。
初回の利用であれば、2ヶ月分の診療報酬が一度に手元資金として使えるようになります。

連帯保証人や担保は不要

担保融資ではないので、銀行と比較して気軽に申し込むことができ、審査の通過も容易です。
債務超過状態でも利用可能なので、経営が悪化している医療機関や介護事業者にとって最後の助け舟となります。

創業間もない医療機関でも利用できる

ドクターズ・サポートの利用条件においては、開業から1年でも可能となっています。
通常、開業間もない会社への融資は断られることが多く、いざというときに資金が足りなくなる恐れがあります。
安易に融資を受けると、返済の負担も伸し掛かり、経営悪化から抜け出せない悪循環に陥ります。
ファクタリングなら負債が増えることはないので、今後の経営にも悪影響を及ぼす心配はありません。

幅広い用途に資金を活用できる

レセプト債の売却によって得た資金は、利用目的に一切制限はありません。
設備投資からスタッフの人件費、建物の増改築に至るまで幅広く活用できます。

デメリットとしては、以下の2点が挙げられます。

手数料に不安がある

公開されている手数料は、最大で18％と記載されているのが気になります。
診療報酬債権は低リスクの債権なので、一般的に手数料は安く抑えられています。
事務手数料等も込みの料率であればまだ納得できますが、他社と比べるとやはり高いです。

手数料が高めに設定されているのは、コンサルティング利用料も含まれているからだと考えられます。
コンサルティングは不要、ファクタリングだけ利用したいという会社にとっては、割高に感じるかもしれません。

会社の規模が小さい

ドクターズ・サポートは2017年に設立したばかりの会社で、運営実績はまだ浅いです。
資本金も1,000万円の小規模経営であるため、会社の安定感を求める経営者には不向きといえます。
特に、数千万単位の高額取引では即日入金されるか不安が残るので、その場合もっと大きな会社に任せるほうが安心でしょう。
しかし、運営から約1年の時点でも高評価の口コミが集まっていることから、サービスの質は良く良心的な会社だと判断できます。

ファクタリングの申込みから入金までの流れは、以下の通りです。

1. ① WEBから無料相談を行う

   まずはドクターズ・サポートの公式サイトにアクセスし、無料相談を申込みましょう。
   ファクタリングに限らず、コンサルティングやその他の相談にも対応しています。
   無料相談フォームに、会社情報や連絡先、相談内容を入力し、送信します。

2. ② 見積もりなど打ち合わせを行う

   相談から3営業日以内に、担当者から回答が返信されます。
   利用者の信用力や債権買取金額に応じて、正確な手数料の見積もりを行います。
   相談・見積もり内容に合意できなくても、強引な営業や押し売りをされる心配はありません。

3. ③ 契約手続きを行い、資金が入金される

   以下の必要書類を準備して、契約手続きに進みます。

   ・過去1期分の決算書
   ・3ヶ月以内の履歴事項全部証明所
   ・請求書
   ・決定通知書（社保・国保）

   その他、別途書類が必要な場合は個別に案内があります。
   必要に応じて、担当者が訪問し対面で契約を行います。

4. 契約完了後、最短即日で、指定した銀行口座に債権買取代金が入金されす。

病院経営者や介護事業者の間で、ドクターズ・サポートの評判は良いのでしょうか？
サービスを利用した人の口コミを一部、紹介します。

病院経営者・介護事業者の口コミ

経営の知識がまだ少ない状態で、親切にアドバイスして頂き、助かりました。
初めての利用だったので入金まで時間がかかってしまいましたが、2回目からはもっとスムーズにできそうです。

カツカツの経営だったことや、近所にライバル歯科ができたことで焦りを感じ、相談させて頂きました。
資金繰りだけでなく、治療内容の見直しや提案まで親身になって話をしてくれました。
これをきっかけにインプラント治療を導入したことで、自費診療報酬が大幅に増え、キャッシュフローが改善されています。

財務状況のチェックに手間取り、なかなか手続きが進みませんでした。
急いでいるときには、おすすめできません。

病院の経営をしていますが、改築や仕事環境の改善に至るまで支えてもらい、感謝しています。
これからも頼りにさせて頂きたいです。

無料相談後、すぐに面談できたことに誠実さを感じました。
今まで、顧問税理士や中小企業診断士に相談する機会はありましたが、ここまで具体的な提案をもらったのは初めてです。
相談する中で、漠然としていた経理関連の知識も整理されてきました。
また、数字の話だけでなく心情面まで汲み取ったアドバイスをしてもらえたのが、心強かったです。